泥酔客が全く起きない!そんな場合には交番に駆け込むのが一番の対処法!警察官に助けてもらったお話【警察官の陽と陰】

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警察官。

警察官といえば、正義の味方。


いや、たまには理不尽な警察官もいます。


警察官の陽と陰。


2016/02/07(日)。
まさにそんな言葉がピッタリな場面に2度遭遇しました。


まずは、警察官の陽から。


困ったお客様のお話です。



はじめて泥酔客に遭遇(>_<)乗車後、爆睡!!

日曜日の夜22時過ぎ。

恵比寿駅付近を流していると、お店の方から乗車申込みが。


「この方を高田馬場駅まで連れてってください!
高田馬場駅ならどこでも結構です!」


とのこと。


その方は、友人に介抱されないと歩けない状態。


いわゆる泥酔者。


しかも、介抱してた友人は乗らず、泥酔のお客様のみご乗車。

(まぁ高田馬場駅ならなんとかなるかな・・・)と思い、お客様をお乗せすることに。


ちなみに、乗車拒否は原則できませんが、泥酔の方は乗車拒否をすることができます。

乗車拒否ができる正答な理由のひとつとして、

泥酔者または不潔な服装をした者等であって、ほかの旅客の迷惑となるもの』(自動車運送事業等運輸規則第13条)があります。



さらに、実は言うと乗車されたお客様本人から行き先を告げられていないので、運送契約も成立していません。

友人に告げられた目的地に到着後、

「俺はタクシーに乗るなんてひとことも言ってないぞ!」

とうトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。



泥酔のお客様をお乗せする場合は

・本人から行き先・ルートを必ず確認する(双方の了承がないと運送契約が成立しません)

・本人からの意思表示が無理な場合は、介抱する友人も目的地まで乗車してもらう(友人からの運送申込みになるので運送契約も成立します)

・それも厳しい場合はお客様の実家などに連絡し、タクシーでお客様をお送りすることについて了承を頂く(実家の方からの運送申込みになり、契約も成立します)

の3点が重要。

この3点が出来ない場合は運送契約も成立しないので、運輸規則に則って乗車拒否をすることができます。


まぁ、今回は高田馬場駅だったので乗せることにしました。
(本当はお客様本人から意思表示がないのでダメですよ!)

案の定、お客様は車内で爆睡・・・。
まぁ、車内でリバースされるよりはるかにマシです(笑)

だって、お客様は男性のお客様。
しかも目的地は高田馬場駅。

なんとかなります。

高田馬場駅到着後、真っ先に交番に駆け込む

高田馬場駅到着後、お客様を起こすが全く反応せず。


ちなみに、泥酔のお客様を直接揺すったりして起こすのは厳禁!!


女性の方だとセクハラに間違えられますし、男性の方だと物取りと間違えられる危険があります。


泥酔のお客様を起こす方法として・・・

・とにかく大声で起こしてみる

・夏なら暖房、冬なら冷房をガンガン入れる(快適な車内だから寝てしまうのであって、不快な車内にすると起きる可能性があります)

・お客様の耳元で携帯のアラームを鳴らしてみる(着信音と混同させて起こす)

最寄りの交番・警察署に駆け込んで警察官立ち会いのもと起こす

の4点が有効。


今回は、駅前の交番に真っ先に駆け込みました(笑)

ちなみに、女性のお客様だと婦人警官に立ち会ってもらう必要があるので、交番にいない可能性があります。



今回は運良くお巡りさんがいて、2人の警察官が後部座席を挟む形で起こしてもらいました。



起こし方は結構強引(笑)



腕をかなりつねって起こしてましたww


「大丈夫!?大丈夫じゃなかったら救急車呼ぶよ!?」


との呼びかけで起きるお客様。


ふぅ・・・
これで何とかなったと思いきや・・・


このお客様、財布の中がすっからかん!!爆


立派な財布を持っているにも関わらず、千円札はおろかカードが1枚も入ってない(^_^;)


「ちゃんと払うよ〜」という泥酔客に対し、

「いやいや、お金ないじゃん。
このままだと運転手困るよ。
あなたどこに住んでるの!?実家!?
実家なら親に払ってもらうとかしないと無賃乗車になるよ!!」


ときついお達しww

お巡りさんが言いたいこと言い放題で、こちらは笑いをこらえるので必至でした(^_^;)


お客様と押し問答していたら、もうひとりの警察官が

「あら?もしかしたら小銭で払えるんやない?
数えてみて!」


っとのことで、小銭をかき集めたら5千円ほどあった(笑)


小銭を集めて乗車料金3,880円のお支払い。


ふぅ・・・やはりなんとかなった(^_^;)


このお客様、お釣りを受け取るどころか有り金を車内に放置して降りようとしたりと、最後までかなりの泥酔状態でした。。。

あとがき

いつかは遭遇するであろう泥酔のお客様。

今回は笑い話で済みましたが、酔った勢いで暴行したりする可能性があるので、接し方にはかなり気を使う必要があります。


また遭遇するんだろうなー。


またひとつ、勉強になったやり取りでした。



警察官の陽と陰。


今回は警察官の陽!


だが、このやり取りの2時間後・・・


僕は警察官に久々に怒りを覚えました(^_^;)


次回に続く!
続きはこちら!

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